競馬 枠連の買い方
日本の競馬では、単勝、複勝、枠連というのが基本的な買い方であり、馬連などが登場する90年代初頭まで長く枠連での購入が基本となっていました。単枠指定の存在や、同枠取消の悲劇など枠連ならではの悲喜交々の物語も面白く、日本の競馬の歴史に色濃く残る馬券でもあります。全世界を見渡してもこうした買い方が存在するのは日本だけであり、大変ユニークな馬券となっており、海外競馬の馬券が発売されている現状でもこの券種のみ購入することはできません。
買い方としては、馬連とのオッズを確認し、旨みのある方を選ぶというものです。意外にも馬連の方が配当が安かったということもあるため、決してバカにすることができません。確率でいえば馬連よりも格段に当たりやすく、それでいて馬連より配当が良ければこれほどコストパフォーマンスのいい馬券はないというのがわかります。そのため、馬連を買う場合には保険として購入するのが一番であり、同枠の馬同士で決まるという幸運にも巡り合えるなどいいことだらけです。
地方競馬ではこれを発展させた枠単というのもありますが、こちらは馬単との兼ね合いでいいものを選んでいくということになります。昔から競馬をたしなむ人にすればこの馬券が基本であるという人もいます。少ない点数で勝負したい、競艇や競輪の感覚で勝負したいという人には今でも通用する券種であり、大きく勝つことができる券種の1つであるとも言え、ビギナーにもおすすめです。