競馬の馬券を購入する際には、損失を膨らませないような買い方が必要になります。多くの人は資金が少なくなると、オッズの大きな馬券を購入して大きく稼ごうとします。けれどもオッズの大きな馬が勝つ確率は極めて低いので、戦略としては有効ではありません。かといって勝つ確率が高いオッズの低い馬券のみを購入していても、一回の外れで大きく資金を減らすことになります。

大事なことは、期待値が高まるような買い方をするということです。

競馬は控除率が単勝の場合25%ほどとなっています。つまり期待値は75ということになります。これは100円を投じることで、平均75円の払戻金を得る計算になります。もちろんこれでは赤字となるので、この期待値を100%以上にすることが必要です。例えば人気の高い順に何頭か馬を選び、その中でどれかが1着となる確率を算出します。過去のデータの平均から80%であることが分かれば、期待値が120%ほどとなるようなオッズの時に賭けるのが有効となります。これは選んだ馬のオッズの平均が1.2以上であれば良いというわけです。このような条件を満たす時に馬券を買い続けることで、資金は増え続けます。ここで分かるのは、決して勝つ馬を探す必要は無いということです。

あくまでも確率とオッズの組み合わせにより、投じた資金以上の払戻金が得られるような形で賭けるのが基本となります。これは投資家やプロのギャンブラーが利用する手法でもあります。